更新日:2025.05.08

「ダイエットしても続かない」「食欲を抑えられず、つい食べ過ぎてしまう」
ダイエットは、多くの方が抱える悩みです。食事制限や運動を頑張っても、なかなか効果が出ず、挫折した経験を持つ方も多いのではないでしょうか?
そんな方に試して欲しいのが、GLP-1ダイエットです。GLP-1ダイエットは、食欲を抑制する作用のあるGLP-1を摂取することで、無理なく減量が目指せると注目を集めています。
本記事では、GLP-1ダイエットの効果や種類、メリット・デメリットまで徹底解説しています。GLP-1ダイエットをはじめたい方は、ぜひ参考にしてください。
はじめに、GLP-1とはどのような作用を持つのかを解説します。あわせて、GLP-1ダイエットの気になる安全性についても説明します。
GLP-1は、胃腸から分泌されるホルモンです。食事をすると、GLP-1の分泌が促進されます。GLP-1は、脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑制するとともに、膵臓からインスリンの分泌を促進して血糖値を下げる働きをします。
GLP-1ダイエットは、GLP-1受容体作動薬と呼ばれる薬を注射または服用することで、GLP-1の働きを増強します。
GLP-1受容体作動薬は、GLP-1と同じように食欲を抑制し血糖値を下げる働きをするため、ダイエット効果が期待できます。
GLP-1受容体作動薬は、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。ダイエット目的としての処方は、国内では未承認です。
しかし、海外では多くの国で肥満治療薬として承認を受けており、安全性と有効性が確認されています。
国内でGLP-1ダイエットを取り扱っている医療機関が増えていることからも、安全性に対する信頼が高まっているといえるでしょう。
GLP-1ダイエットは、次のような方に向いています。
●つい食べ過ぎてしまう方
●運動ができない・苦手な方
●太りにくい体質になりたい方
●外科的な施術をせずに痩せたい方
GLP-1ダイエットは、食事を我慢できない方に向いています。食欲の抑制により過食や暴飲を防ぎ、運動をせずに体重を減らす効果が期待できます。
インスリンの分泌を促進する作用を持つGLP-1は、血糖値を下げ、脂肪の分解を促進します。その結果、脂肪の蓄積が防がれ、太りにくい体質に近づきます。
血糖値を下げる作用を持つGLP-1は、インスリンの分泌を促進し、脂肪の分解を促進します。その結果、脂肪の蓄積が防がれ、太りにくい体質に近づきます。
GLP-1ダイエットは、注射または服用するだけで効果が期待できるため、脂肪吸引などの外科施術に抵抗がある方にも適しています。
GLP-1ダイエットには以下のメリットがあります。
●つらい食事制限が不要
●シンプルに続けやすい
それぞれのメリットを解説します。
GLP-1ダイエットは、厳しい食事制限が不要です。ダイエットを成功させるには、摂取カロリーを抑えることが必要です。
従来のダイエット法は、食事制限によって空腹感やストレスを感じることが多く、挫折してしまう人も少なくありません。GLP-1受容体作動薬を摂取すると、満腹感を得られるようになり、少ない食事で満足できるようになります。
GLP-1ダイエットであれば、ストレスを抑えながら、無理なくダイエットが継続できるでしょう。
GLP-1ダイエットは、シンプルで続けやすい点もメリットです。
GLP-1ダイエットは、1日1回の注射や内服薬の服用だけでダイエット効果を得られます。特別な食事制限や運動をする必要がなく、簡単で続けやすいダイエット法です。
ダイエットを継続するのが苦手な方でも、GLP-1ダイエットであれば、成功する可能性が高まります。
GLP-1ダイエットには、以下の特徴があります。
●食欲を抑える効果が高い
●満腹感が長持ちする
●基礎代謝を高める
それぞれの特徴について解説します。
GLP-1ダイエットは、食欲を抑制する効果が高いため、ストレスを抑えたダイエットが可能です。
GLP-1は、脳の満腹中枢に作用して食欲を抑制します。満腹中枢は、空腹感や満腹感を感じる脳の領域です。GLP-1が満腹中枢に作用すると、満腹感を感じ、食欲が抑制されます。
食欲が抑制されることで、自然に食事の量が減り、体重減少が期待できます。
GLP-1ダイエットは、満腹感が長持ちする特徴があります。
GLP-1には、胃の蠕動運動を遅くしたり、小腸の吸収速度を遅くしたりする働きがあります。GLP-1が胃腸の働きをゆるやかにすると、食事の消化・吸収が遅くなり、満腹感を持続しやすくなります。
GLP-1ダイエットは、基礎代謝が高まる効果も期待できます。GLP-1には脂肪の分解を促進する作用があるため、GLP-1受容体作動薬の摂取により、脂肪が燃焼されると基礎代謝が高まります。
基礎代謝が上がると、同じ量の食事を摂取しても、消費されるエネルギー量が増えるため、体重が減りやすくなります。
GLP-1ダイエットは、注射薬と経口薬(内服薬)の2つに分類され、どちらも効果の作用は同様です。
注射薬は、以下の3つが代表的な種類です。
●サクセンダ:1日1回、皮下注射する
●ビクトーザ:1日1回、皮下注射する
●オゼンピック:1週間に1回、皮下注射する
経口薬は、現在以下の1種類になります。
●リベルサス:1日1回、経口摂取する
ここからは多くのクリニックで取り扱っている、注射薬のサクセンダと、経口薬のリベルサスについて解説します。
サクセンダは、肥満症の治療薬としてFDA(アメリカ食品医薬品局)、EMA(ヨーロッパ医薬品許可当局)より承認を受けている、GLP-1注射薬です。
サクセンダには、1本あたり18mgの有効成分リラグルチドが含まれています。注射針の目盛りが0.6mg、1.2mg、1.8mg、2.4mg、3.0mgに設定されており、徐々に投与量を増やしていきます。
1日1回、毎日同じ時間に皮下注射します。打つ時間による効果の違いはないため、継続しやすい時間に打ちましょう。
注射薬のメリットは、経口薬より効果が高いとされていることです。サクセンダは、投与量が調整できる点もメリットです。
デメリットは、注射に慣れるまでは手間がかかること、極細針のため痛みは少ないものの、注射が苦手な方は抵抗感を覚える点でしょう。
リベルサスは、国内唯一の経口タイプのGLP-1受容体作動薬です。2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されていますが、ダイエット目的の処方は自由診療となります。
リベルサスは、有効成分の含有量により、3mg、7mg、14mgの3つのタイプの錠剤があります。副作用を考慮して、一般的には3mgの服用からはじめます。
リベルサスの服用方法は以下です。
●1日1回、120ml以下の水で1錠服用する
●空腹時に服用する
●服用後、少なくとも30分は飲食を避ける
多量の水での服用は、吸収率が下がるため避けましょう。食事の影響を受けやすいため、摂取タイミングに注意が必要です。
リベルサスは自己注射の必要がないため、手軽ではじめやすい点が大きなメリットです。デメリットとして、誤った方法で服用すると、効果を得られにくい点があります。そのため、しっかり用法・用量を守って服用する必要があります。
GLP-1ダイエットは、以下のポイントを取り入れることで、より効果が高められるでしょう。
●適度な運動を取り入れる
●バランスの良い食事を摂る
●用法・用量を守る
それぞれのポイントについて解説します。
GLP-1ダイエットは運動を併用することで、より早く体重の減少が期待できます。
運動は、消費カロリーを増やして、体重減少を促進します。また、筋肉量を増やすことで、基礎代謝を高め、痩せやすい体質を作れるでしょう。
GLP-1ダイエットは、食欲を抑制する効果によって摂取カロリーが減り、栄養不足になる可能性があります。そのため、バランスの良い食事を摂ることが大切です。
具体的には、以下の点に気をつけましょう。
●たんぱく質を多く摂る
●食物繊維を多く摂る
●糖質を控える
●脂質を控える
ダイエット中は、たんぱく質や食物繊維を積極的に摂り、糖質や脂質の摂り過ぎを控えるようにしましょう。
GLP-1ダイエットは、医師の指示に従い、用法・容量を守った使用が重要です。用法・容量を守らないと、効果が得られなかったり、副作用のリスクが高まったりする可能性があります。
また、薬の服用中は、定期的に医療機関を受診して、体調の変化や副作用の有無を確認するようにしましょう。
GLP-1ダイエットができない人は、以下のとおりです。
●18歳未満の方
●妊娠中または授乳中の方
●糖尿病治療薬を服用している方
●心臓病、腎臓病、肝臓病などの基礎疾患がある方
●GLP-1受容体作動薬の成分にアレルギーがある方
●低血糖を起こす可能性がある方
ほかにも、既往病の関係でGLP-1ダイエットができない方もいます。GLP-1ダイエットをはじめる際は、必ず医師の診察を受けて、摂取が問題ないか診断してもらいましょう。
GLP-1ダイエットは、デメリットとして以下があります。
●副作用
●リバウンドする可能性がある
事前にデメリットをよく理解しておくことで、対処できるようになるでしょう。
GLP-1ダイエットは、食欲抑制や血糖値低下などの効果がある一方で、副作用のリスクもあります。主な副作用は、以下のとおりです。
●吐き気
●嘔吐
●下痢
●便秘
●消化不良
●腹痛
これらの胃腸の症状は、GLP-1ダイエットで現れやすい副作用です。ほとんどの副作用は軽度で、体が慣れていくことで徐々に軽減していくとされています。
また、稀に低血糖症や急性膵炎などの重篤な副作用が現れる可能性もあるため、注意が必要です。
GLP-1ダイエットを短期間で中止すると、リバウンドする可能性があります。薬を急に止めてしまうと、食欲が戻り、過食につながる可能性があるためです。
リバウンドを防ぐためには、短期間で摂取を中止せず、食欲が安定するまで摂取を続けましょう。また、GLP-1ダイエットとあわせて、食生活や運動などの生活習慣の改善が大切です。
GLP-1ダイエットをはじめるには、クリニックで医師の診察を受ける必要があります。医師の診察では、以下が確認されます。
●体重や体脂肪率などの基礎データ
●生活習慣や食生活
●既往歴や持病
医師の診察を受け、GLP-1ダイエットが適応と診断された場合は、薬の処方が受けられます。注射薬の場合、自己注射の打ち方も指導してもらえます。
GLP-1受容体作動薬は、個人輸入でも入手できるようになっています。しかし、個人輸入品は、偽造品や粗悪品の可能性があり、安全性が確保されていません。副作用により健康被害を起こすリスクもあります。
GLP-1ダイエットは、医師の指導を受けながら、注意点や副作用をきちんと理解し、安全に取り組む必要があります。
最後に、GLP-1ダイエットに関するよくある質問を紹介します。
●GLP-1ダイエットは保険適用されますか?
●GLP-1ダイエットは注射と経口薬のどちらが痩せますか?
●GLP-1ダイエットはいつから効果を実感できますか?
●GLP-1ダイエットはどのぐらい痩せますか?
効果的なGLP-1ダイエットのために、ぜひ参考にしてください。
ダイエットを目的とするGLP-1受容体作動薬の使用は、保険適用外です。2型糖尿病の治療薬として処方される場合のみ、保険が適用されます。
GLP-1ダイエットは、注射薬の方が高い効果が期待できるとされています。
注射では直接血管にGLP-1受容体作動薬を取り込めますが、経口薬の場合は、消化吸収の過程で100%体内に取り込むことが難しくなります。
ただし、自己注射に抵抗がある方は経口薬を使用するなど、続けられる方を選択すると良いでしょう。
GLP-1ダイエットの効果は、早い方では開始後2週間~1か月程度で効果を実感できるようになります。
GLP-1ダイエットは、継続することで体質を改善しやすくなります。リバウンドを防ぐためにも、効果を実感したら中止するのではなく、3~6か月程度続けるのが望ましいとされています。
GLP-1ダイエットによる体重減少は、摂取をはじめてから2~3か月で体重の5%以上が可能とされています。
例えば、体重が80kgの場合、5%は4kgとなります。ダイエットでは、一般的に1か月に体重の5%程度の減量が理想とされているため、十分なダイエット効果が見込めるでしょう。
GLP-1ダイエットは、食欲を抑制し、体重減少を促す効果が期待できるダイエット法です。厳しい食事制限や激しい運動を必要としないため、無理なく理想の体型が目指せるでしょう。
GLP-1ダイエットは、医師から適切な指導とサポートを受けることで、安全かつ効果的に行えます。
キレイパスには、GLP-1ダイエットの注射薬と経口薬を取り扱っているクリニックが多くあります。キレイパスで信頼できるクリニックを見つけて、無理なく理想の自分に近づきましょう。