更新日:2025.05.08

シミやくすみ、肝斑などの色素沈着は、多くの方が抱える肌悩みのひとつです。紫外線や加齢、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな原因で起こります。
色素沈着が気になる方は、ピコトーニングを検討してみましょう。ピコトーニングは、ピコ秒という短い時間の照射により、色素沈着の改善効果が高いといわれているレーザー施術です。
この記事では、ピコトーニングの効果や、効果実感までの回数や頻度、主なピコトーニングの機器などについて詳しく解説します。
シミやくすみ、肝斑などの悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ピコトーニングは、あらゆる肌悩みにアプローチできるとして、美肌を目指す方に注目されているレーザー施術です。はじめに、ピコトーニングとはどのような施術なのかを解説していきます。
ピコトーニングは、ピコレーザーの照射モードのひとつです。ピコレーザーは、1兆分の1秒(ピコ秒)という、極めて短い時間でレーザーを照射できるレーザー機器です。
ピコレーザーは、ピコトーニング以外に、ピコスポットとピコフラクショナルの照射モードがあります。
ピコトーニングは、短いパルス幅によってメラニン色素を細かく砕くことができます。従来のレーザーよりも、シミやくすみ、肝斑の改善に高い効果が期待できるとともに、ダウンタイムがほとんどない点が特徴です。
ピコトーニングは手軽に美肌ケアができるため、多くの方に選ばれています。
ピコトーニングは、低出力のレーザーを均一に広範囲に照射する施術のため、顔全体の薄いシミやそばかす、肝斑の改善に適しています。
弱い出力で徐々にメラニン色素を除去するため、複数回照射を繰り返すことで、効果を実感できるようになります。
反対に、出力が弱いため濃いシミの改善には時間がかかります。濃いシミをピンポイントで取り除きたい場合は、ピコレーザーの異なる照射モードであるピコスポットが適しているでしょう。
ピコトーニングでは、以下の肌悩みの改善が期待できます。
●シミやそばかすの改善
●肝斑の改善
●くすみの改善
●肌質の改善
それぞれ解説します。
ピコトーニングは、シミやそばかすの改善に効果を発揮します。ピコトーニングは、レーザーの照射によりメラニン色素を細かく砕く施術です。
メラニン色素は、大きければ大きいほど、肌のターンオーバーによって排出されにくくなります。
ピコトーニングでメラニン色素を細かく砕くことで、肌のターンオーバーによって排出されやすくなり、シミやそばかすの改善が期待できます。
ピコトーニングは、肝斑の改善にも効果が期待できます。肝斑はシミの一種で、主に、頬や鼻の両側に左右対称に現れます。
肝斑の原因は、まだ完全には解明されていませんが、紫外線やホルモンバランスの乱れなどが関係しているとされています。
出力の弱いピコトーニングであれば、肌へのダメージを抑えながら、肝斑の改善が期待できます。
ピコトーニングは、肌のくすみを改善する効果ももたらします。
肌のくすみは、メラニン色素の沈着により起こります。紫外線や摩擦などの刺激によってメラノサイトという色素細胞が活性化されると、メラニンが過剰に生成され、肌の表面に沈着してくすみの原因となります。
ピコトーニングの照射を続けることで、メラニン色素が自然に排出されやすくなり、肌の透明感がアップしていくでしょう。
ピコトーニングは肌質を改善する効果も期待できます。ピコトーニングは、シミやくすみを改善するだけでなく、肌の細胞を活性化させてターンオーバーを促進する効果もあります。
ターンオーバーとは、肌の表面にある古い角質が剥がれ落ちて、新しい角質が生まれ変わるサイクルのことです。ターンオーバーが促進されると、肌のハリ・弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチンの生成が促されます。
その結果、肌のハリや弾力、ツヤをアップさせ、肌質の改善が期待できます。
ここからは、ピコトーニングの施術を受けるにあたって、効果が実感できるまでの回数と、施術頻度を解説します。
ピコトーニングの効果が実感できるまでに必要な回数は、5~10回程度といわれています。
1回の施術では、メラニン色素を完全に除去できません。複数回の施術を繰り返すことで、メラニン色素を徐々に除去し、シミやそばかす、肝斑などの改善を図ります。
なお、肌の状態や悩みの程度によって、必要な回数は異なります。
ピコトーニングの施術頻度は、2週間から1か月に1回の施術が目安です。ピコトーニングは肌へのダメージの少ない施術ですが、それでも肌への負担を減らすために間隔をあけての施術が推奨されます。
なお、肝斑の改善を目的とする場合は、1か月以上の間隔が必要です。頻繁な施術は肝斑の悪化を招くため、施術間隔についてクリニックとよく相談しましょう。
ピコトーニングのメリットは以下が挙げられます。
●低出力で肌へのダメージが少ない
●痛みやダウンタイムがほとんどない
●かさぶたができにくい
従来のレーザー治療では難しかった肝斑にアプローチできる
ここからは、それぞれのメリットについて解説します。
ピコトーニングは、従来のレーザーよりも出力が低いため、肌へのダメージが少ない点がメリットです。
ピコトーニングは、従来のレーザー施術よりも短いパルス幅でレーザー照射する施術です。パルス幅とは、レーザー光が1回照射される時間を指します。
パルス幅が短いことで、周囲の皮膚組織に与えるダメージを最小限に抑えられるため、色素沈着などのリスクも低いとされています。
ピコトーニングは、ダウンタイムがほとんどないため、仕事や学校などの予定がある人でも、安心して受けられます。
ピコトーニングは、レーザーの照射時間が短いため、痛みが少ないことがメリットです。基本的に麻酔クリームの使用は必要ありません。
また、施術直後は、肌が赤くなるなどの軽い反応が出る場合がありますが、数時間程度で自然に解消するでしょう。
そのため、日常生活に支障をきたすことなく施術が受けられます。
ピコトーニングの施術では、レーザーの熱作用がほとんどないため、かさぶたができにくいメリットがあります。
出力の強いレーザーは、メラニン色素や肌の深い層にダメージを与えるため、照射部位にかさぶたができる可能性があります。かさぶたができると、メイクがしにくい、周囲の目が気になるなどの不都合が生じるかもしれません。
ピコトーニングはかさぶたができにくいため、人と接する機会が多い方でも安心です。
従来のレーザー治療では、肝斑の改善に効果が限られていました。メラニン色素だけでなく、周囲の正常な組織にもダメージを与えてしまうため、肝斑がかえって悪化してしまう恐れがありました。
一方、ピコトーニングは、従来のレーザーよりも短いピコ秒という単位でレーザーを照射します。短い時間でのレーザー照射により、メラニン色素だけをピンポイントで破壊できます。
そのため、正常な皮膚組織へのダメージを最小限に抑えながら、肝斑にアプローチができるようになりました。
ピコトーニングには以下のデメリットも存在します。
●効果実感には回数が必要
●色素沈着のリスク
ピコトーニングの効果を高めるためには、デメリットもよく理解しておきましょう。
ピコトーニングは、1回では効果を実感しにくい施術です。複数回の施術を繰り返すことで、より効果的な改善が期待できます。
一般的には、2週間~1か月おきに5~10回程度の施術を繰り返すことで、効果を実感できるといわれています。そのため、即効性を求める方にとってはデメリットかもしれません。
ピコトーニングの色素沈着のリスクは、従来のレーザー施術に比べて低いとされています。しかし、完全にゼロではありません。
ピコトーニングの色素沈着のリスクは、以下の要因によって高まります。
●日焼けしやすい肌質
●肌のターンオーバーが遅い肌質
●施術後の紫外線対策が不十分な場合
日焼けしやすい肌質や、肌のターンオーバーが遅い肌質の人は、色素沈着のリスクが高くなるため、注意が必要です。
施術後はしっかりと紫外線対策をすることで、色素沈着のリスクを軽減できます。
ピコトーニング施術を行うレーザー機器には、多くの種類があり、クリニックにより導入している機器は異なります。以下は、取り扱いの多い主なピコトーニングの機器です。
●エンライトン
●ピコシュア
●ピコウェイ
●ディスカバリーピコプラス
それぞれの特徴を解説するので、ぜひクリニック選びの参考にしてください。
エンライトンは、アメリカのキュテラ社が開発したピコレーザーです。国内で厚生労働省の認可を受けている安全性の高いレーザー機器です。
エンライトンには、波長の種類の異なるエンライトンSRとエンライトンⅢの2種類があります。エンライトンSRは2種類の波長を搭載しており、エンライトンⅢは3種類の波長を搭載し、除去できる色素数も増えているのが特徴です。
エンライトンはシミやくすみ、肝斑、タトゥー除去など、幅広い症状に対応できる注目のレーザー機器です。
ピコシュアは、アメリカのサイノシュア社が開発した、世界初の医療用ピコ秒レーザーです。国内の厚生労働省と、アメリカFDA(食品医薬品局)の両方で認可を受けています。
シミ、シワ、ニキビ跡、タトゥー除去などの多くの分野でアメリカFDAの認可を受けているのはピコシュアのみです。
メラニンへの吸収率が高い波長のレーザーで照射するため、より効率的なシミや肝斑の改善が期待できます。
ピコウェイはアメリカのシネロン・キャンデラ社が開発した、厚生労働省の承認済みのピコレーザー機器です。
3種類の波長を搭載しており、シミやくすみ、肝斑、タトゥー除去など、幅広い症状に対応できます。
ピコウェイは、ほかのピコレーザー機器より短いパルス幅で照射できるため、肌への負担が少ないことが特徴です。レーザーの照射時間も短く抑えられるため、より安全な施術が可能です。
ディスカバリーピコプラスは、イタリアのQuanta社製のピコレーザー機器です。3つのレーザー波長を搭載しているため、さまざまな肌悩みにあわせた最適な波長の選択が可能です。
従来のピコレーザー機器より高いピークパワー(最大出力)と短いパルス幅を実現しているため、少ない照射回数で薄いシミに対して効果的な改善が期待できます。
ディスカバリーピコプラスは、アメリカFDA(食品医薬品局)の認可も受けています。安全性と有効性が確認された、信頼性の高いピコレーザー機器です。
ここからは、ピコトーニングの施術の流れと注意点を解説します。事前に理解しておくことで、より効果的なピコトーニングが受けられるようになるでしょう。
ピコトーニングの施術の流れは、以下のとおりです。
肌の状態を正しく確認するために、カウンセリングは素顔で行います。担当医が肌質やシミの状態を確認し、適切な施術方法や施術回数を提案してくれます。
目元にアイガードをして、レーザーを肌に照射していきます。ピコトーニングでは基本的に麻酔は必要ありません。照射時間は、顔全体で約20分程度です。
照射後は、冷却ジェル等でクーリングを行います。
ピコトーニングは、施術後すぐにメイクが可能です。紫外線に注意して帰宅しましょう。
ピコトーニングのダウンタイムは、ほとんどありません。施術後は若干の赤みやヒリヒリ感が出る場合がありますが、一時的な症状のため、数時間~数日程度で解消するでしょう。
かさぶたができることもほとんどないため、仕事などに影響を与えることなく施術できます。
ピコトーニングの施術後は、肌が敏感な状態となっているため、以下の点に注意しましょう。
●保湿をこまめに行う
●紫外線対策をしっかり行う
施術後は、肌が乾燥しやすくなるため、保湿をこまめに行うことが大切です。化粧水や保湿クリームを、こまめに塗るようにしましょう。
また、施術のあとはメラニン色素が過剰に生成されやすく、炎症後色素沈着のリスクが高まります。そのため、紫外線対策をしっかり行うことが大切です。
最後に、ピコトーニングの効果に関する、以下のよくある質問を解説します。
●ピコトーニングをやめると効果は元に戻る?
●ピコトーニングは肝斑に効果がある?
●ピコトーニングは顔のたるみに効果がある?
効果的なピコトーニングを受けるために、ぜひ参考にしてください。
ピコトーニングをやめたからといって、効果が元に戻ることはありません。
しかし、紫外線対策を怠るなどしてメラニン色素が再び生成されれば、色素沈着が再発する可能性があります。ピコトーニングの効果を持続させるためには、日頃から紫外線対策をしっかりと行うことが大切です。
ピコトーニングは、肝斑の改善が期待できます。ピコトーニングは、メラニン色素を細かく砕くことができるため、肝斑の改善が見込める施術です。
肝斑の原因は、メラニン色素の過剰な生成だけでなく、女性ホルモンの影響やストレスなども考えられています。そのため、ピコトーニングの施術とあわせて、生活習慣の改善やストレス対策なども行うことで、より効果的な改善が期待できます。
ピコトーニングは、顔のたるみには直接的な効果はありません。ただし、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されるため、肌のハリや弾力をアップさせる効果が期待できます。
ボトックス注射やヒアルロン酸注入など、顔のたるみを改善する施術との併用により、相乗効果が期待できるでしょう。
この記事では、ピコトーニングで期待できる効果や、必要な施術回数・頻度などについて解説しました。ピコトーニングは、シミやそばかすなどの色素沈着の改善に効果が期待できる施術です。
ピコトーニングはダウンタイムがほとんどないため、忙しくてダウンタイムの時間が取れない方でも、気軽に受けられる点が大きな特徴です。かさぶたができる心配もほとんどないため、人と接する機会が多い方でも安心です。
キレイパスには、リーズナブルにピコトーニングが受けられるクリニックが多くあります。ピコトーニングで美肌ケアしたい方は、ぜひキレイパスで自分にぴったりなクリニックを探してみてください。