更新日:2025.01.29

歯並びをきれいにするために、安い矯正方法を知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか?高額なイメージのある歯科矯正ですが、実は費用を抑える方法や、比較的安価な矯正方法も存在します。
この記事では、歯科矯正の種類別の費用相場や、費用を抑えるコツを詳しく解説します。それぞれの矯正方法のメリット・デメリットも比較検討できるため、自分にぴったりの矯正方法を見つけられるでしょう。
この記事を読めば、費用面での不安を解消し、自信を持って歯科矯正をはじめられるはずです。ぜひ参考にしてください。
歯科矯正にかかる費用は、矯正方法や使用する装置の種類によって大きく異なります。矯正方法別の費用相場は以下です。
●マウスピース矯正:10~100万円
●ワイヤー矯正(表側):30~130万円
●ワイヤー矯正(裏側):40~170万円
マウスピース矯正は材料費や通院回数が抑えられるため、比較的安価な矯正方法です。ワイヤー矯正の中でも、高度な技術を要する裏側矯正は表側矯正よりも費用が高くなります。
歯科矯正の費用を左右する要素は、歯並びの状態の複雑さや使用する矯正装置の種類や素材、矯正期間などです。
また、軽度な歯並びの乱れや前歯だけの矯正の場合は部分矯正を適用することで費用が抑えられます。これらの要素を考慮しながら、自分にあった矯正方法を選ぶことが大切です。
歯科矯正にかかる費用は、いくつかの項目から構成されています。それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
| 歯科矯正にかかる 費用の項目 |
費用の目安 |
|---|---|
| カウンセリング料 | 無料~5,000円 |
| 診断・検査料 | 30,000~50,000円 |
| 矯正装置料 | 数万円~数十万円 |
| 処置料(調整料) | 3,000~10,000円 |
| 保定装置料 | 30,000~50,000円 |
カウンセリング料は、初回相談時にかかる費用です。クリニックによっては無料の場合もありますが、有料の場合は5,000円程度かかることが一般的です。
カウンセリングでは、歯並びの状態や矯正方法、費用などについて説明を受けます。疑問点や不安な点を解消し安心して歯科矯正を開始するために、カウンセリングは重要なステップとなります。
診断・検査料は、レントゲン撮影や歯型の採取、口腔内写真撮影などの検査にかかる費用となり、正確な診断と適切な治療計画を立てるために欠かせません。これらの検査を通して歯並びの状態だけでなく、顎の骨の状態や歯の根の状態なども詳しく把握できます。
診断・検査料は、一般的に30,000~50,000円程度かかることが多く、クリニックや検査内容によって費用が異なります。
矯正装置料は、歯科矯正で使用する装置そのものの費用です。ワイヤー矯正であればブラケットやワイヤー、マウスピース矯正であればアライナーなどが矯正装置料に該当します。
矯正装置料は矯正方法や使用する装置の種類、素材によって大きく異なり、数万円から数十万円まで幅があります。
処置料(調整料)は、矯正装置の調整やクリーニングなど、定期的に行う処置にかかる費用です。矯正期間中は月に1回程度の通院が必要となり、その都度処置料(調整料)が発生します。
通院頻度や矯正期間によって費用は変わりますが、3,000~10,000円程度かかることが多いでしょう。
保定装置料は、歯科矯正の治療後に歯の後戻りを防ぐために使用する保定装置にかかる費用です。保定装置は矯正期間と同じくらいの期間、装着する必要があります。費用は30,000~50,000円程度を見ておくと良いでしょう。
また、歯科矯正後は歯並びが後戻りしていないか、口腔内に問題がないかなどを定期的に検診する必要があり、その際3,000〜5,000円程度の経過観察料が発生します。
ここからは、マウスピース矯正、ワイヤー矯正(表側・裏側)の特徴と費用相場を解説します。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分にぴったりの矯正方法を見つけましょう。
マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の矯正装置を装着して歯並びを矯正する方法です。複数のマウスピースを段階的に交換しながら、少しずつ歯を動かしていきます。従来のワイヤー矯正とは異なり、金属製のブラケットやワイヤーを使用しないため、見た目が目立ちにくいのが特徴です。
代表的なマウスピース矯正にはインビザラインがありますが、他にもさまざまなブランドがあります。
マウスピース矯正のメリットは以下です。
●見た目が目立たない
●食事や歯磨きの時には取り外しできる
●違和感や痛みが少ない
●金属アレルギーの心配がない
マウスピース矯正は周囲に気づかれにくいため、見た目を気にせず歯科矯正を進められる点が大きなメリットです。また、食事や歯磨きの際には取り外せるので、従来のワイヤー矯正に比べて口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクが軽減できます。
さらに、マウスピースは薄くて柔軟性があるため、装着時の違和感や痛みが少なく、快適に過ごせる点もメリットです。金属を一切使用していないため、金属アレルギーの方でも安心して歯科矯正を受けられます。
マウスピース矯正のデメリットは以下です。
●適応症例が限られる
●装着時間の自己管理が必要
●マウスピースの手入れが必要
マウスピース矯正は複雑な症例には適さない場合があります。また、1日20時間以上の装着が推奨されており、装着時間が短いと矯正期間が長引き、思うような効果が得られない可能性があります。そのため、自己管理が求められる点がデメリットと言えるでしょう。
さらに、マウスピースは毎日の洗浄や除菌が必要なため、適切なケアを行わないと口腔内環境が悪化し、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。
マウスピース矯正の部分矯正・全体矯正それぞれの費用相場と、矯正期間の目安は以下です。
| マウスピース 矯正 |
費用相場 | 矯正期間 |
|---|---|---|
| 部分矯正 | 10~40万円 | 2か月~1年程度 |
| 全体矯正 | 60~100万円 | 1~3年程度 |
マウスピース矯正は、部分矯正・全体矯正ともに、ワイヤー矯正よりも費用が安い傾向があります。
マウスピース矯正はワイヤー矯正より通院の頻度が低いのも特徴です。ワイヤー矯正では、月に1回程度の通院が必要となりますが、マウスピース矯正では2~3か月に1回程度の通院で済む場合が多いでしょう。そのため、通院にかかる費用を抑えられます。
ワイヤー矯正(表側)は、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな矯正装置を接着し、ブラケットにワイヤーを通して歯を動かす矯正方法です。
ワイヤー矯正(表側)は歯科矯正のもっとも一般的な方法であり、さまざまな歯並びの症例に対応できます。ブラケットは金属製だけでなく、目立ちにくいセラミック製のものもあります。
ワイヤー矯正(表側)のメリットは以下です。
●適応範囲が広い
●費用が比較的安い
●発音に影響を与えにくい
●矯正期間が短い傾向がある
ワイヤー矯正(表側)は、ほとんどの歯並びの乱れに対応可能で、複雑な症例や大きく歯を動かす必要がある場合でも治療できる点がメリットです。
また、費用が比較的安いため経済的な負担を抑えられます。さらに、矯正装置が舌に触れることが少ないため、発音への影響が少ないとされています。
矯正力が強いため矯正期間が短い傾向があり、効率的に歯並びを改善したい方に適した矯正方法です。
ワイヤー矯正(表側)のデメリットは以下です。
●見た目が目立つ
●違和感や痛みを感じる
●口腔内ケアが難しい
ワイヤー矯正(表側)は、歯の表面にブラケットやワイヤーを装着するため、どうしても目立ちやすい点がデメリットです。また、矯正装置が口内に触れるため、装着当初は違和感や痛みを感じることがあるでしょう。
さらに、ブラケットやワイヤーが邪魔になり、歯磨きがしづらくなるため、丁寧にケアしないと虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。
ワイヤー矯正(表側)の部分矯正・全体矯正それぞれの費用相場と、矯正期間の目安は以下です。
| ワイヤー矯正 (表側) |
費用相場 | 矯正期間 |
|---|---|---|
| 部分矯正 | 30~60万円 | 2か月~1年程度 |
| 全体矯正 | 60~130万円 | 1~3年程度 |
ワイヤー矯正(表側)は、歯科矯正の中でも比較的費用を抑えられる選択肢です。マウスピース矯正よりも高額になる場合がありますが、適応できる症例の幅広さといったメリットを考慮すると、費用対効果の高い選択肢と言えるでしょう。
ワイヤー矯正(裏側)は、歯の裏側にブラケットと呼ばれる小さな装置を装着し、ブラケットにワイヤーを通して歯を動かす矯正方法です。
表側矯正とは異なり、矯正装置が外から見えないため、審美性に優れているのが特徴です。接客業や人前に出る機会が多い方など、歯科矯正中であることを周囲に知られたくない方に適しています。
ワイヤー矯正(裏側)のメリットは以下です。
●見た目が目立たない
●虫歯・歯周病のリスクが低い
●適応範囲が広い
ワイヤー矯正(裏側)の大きなメリットは、矯正装置が歯の裏側に装着されるため、周囲に気づかれにくい点です。周りに歯科矯正していることがバレずに治療できます。
また、歯の裏側は唾液の分泌が多く自浄作用が働きやすいため、虫歯や歯周病のリスクが低くなります。さらに、表側矯正と同様にさまざまな歯並びの乱れに対応できるため、適応範囲が広いこともメリットの一つです。
ワイヤー矯正(裏側)のデメリットは以下です。
●費用が高い
●口腔内ケアが難しい
●発音がしにくい場合がある
ワイヤー矯正(裏側)は高度な技術を要するため、表側矯正と比べて費用が高額になる傾向があります。また、矯正装置が歯の裏側に装着されるため、歯磨きがしづらく、丁寧なケアが必要となるでしょう。
矯正装置が舌に触れるため、矯正をはじめたばかりの頃には発音しづらさを感じることがあります。慣れるまで時間がかかる場合もあり、人によってはストレスを感じるかもしれません。
ワイヤー矯正(裏側)の部分矯正・全体矯正それぞれの費用相場と、矯正期間の目安は以下です。
| ワイヤー矯正 (裏側) |
費用相場 | 矯正期間 |
|---|---|---|
| 部分矯正 | 40~70万円 | 5か月~1年程度 |
| 全体矯正 | 100~170万円 | 2~3年程度 |
歯科矯正の費用は決して安くはありませんが、工夫次第で費用を抑えることは可能です。ここからは、費用を抑える具体的な方法を紹介します。
部分矯正は全体矯正に比べて費用が安く抑えられます。部分矯正では歯を動かす範囲や本数が少ないため、矯正期間が短く使用する矯正装置も少なく済むためです。
ただし、部分矯正は適応できる症例が限られています。軽度な歯並びの乱れや前歯だけの矯正など、限られたケースでしか適用できません。
費用を抑えたいからといって安易に部分矯正を選択するのではなく、まずは歯科医師に相談して、自分の歯並びが部分矯正に適しているか確認することが大切です。
一部のクリニックでは、歯科矯正のモニターを募集している場合があります。モニターになると、通常よりも安い費用で歯科矯正を受けられる場合があります。モニターでは症例写真やアンケートへの協力などが条件となる場合があるため、事前に条件を確認しておきましょう。
都心部のクリニックは家賃などの運営コストの関係で治療費が高くなる傾向があります。少し足を伸ばして郊外のクリニックを探すと、同じ治療内容でも費用が抑えられる可能性があります。
しかし、歯科矯正は定期的な通院が必要不可欠です。通院しづらい場所にあると、治療計画に支障が出る可能性も考慮しておきましょう。
トータルフィーシステムとは、歯科矯正にかかる費用を最初に提示し、追加料金が発生しない料金体系です。調整料や検査料などがはじめから含まれているため、矯正途中で費用が膨らむ心配がありません。
ただし、矯正期間が計画より長引いたり治療計画を変更したりした場合は、追加費用が発生するケースもあるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
歯科矯正はまとまった費用が必要となるため、分割払いまたはデンタルローンを活用することで、月々の負担を軽減できます。多くのクリニックでは、月々数千円からの分割払いが可能です。
また、デンタルローンは一般的なローンより金利が低く設定されているため、無理なく支払えるでしょう。
顎変形症や先天性疾患などが原因で歯並びが悪くなっている場合の歯科矯正は、保険適用となる可能性があります。
ただし、審美目的の歯科矯正は保険適用外となり、全額自己負担となります。保険適用となるかどうかは、歯科医師に確認しましょう。
安いという理由だけで歯科矯正を選択すると、後悔につながりかねません。ここからは、歯科矯正を選ぶ際の注意点について解説します。
相場より極端に安い歯科矯正には注意が必要です。安さを売りにしているクリニックでは、矯正期間を短縮するために、無理な治療計画を提案される可能性があります。不適切な計画は、歯や顎に負担をかけ、健康を損なうリスクがあります。
また、費用を抑えるために、低品質な矯正装置や材料を使用している可能性も考えられるでしょう。耐久性が低く、破損しやすかったり効果が得られなかったりする場合もあるため注意が必要です。
クリニックを選ぶ際は、費用の安さだけでなく技術力や矯正実績も重視しましょう。技術力や矯正実績のないクリニックを選んでしまうと、経験不足から適切な治療計画が立てられず、治療期間が長引く可能性があります。
また、歯並びや噛み合わせの改善が不十分であったり、後戻りが起こりやすくなったりする可能性も考えられます。
クリニックの公式ホームページや口コミサイトで情報収集したり、無料カウンセリングで医師に直接相談し、納得のいく治療を受けられるクリニックを選びましょう。
歯科矯正の契約内容や追加費用については、事前にしっかりと確認しておきましょう。特に注意したいのは追加費用です。調整料や保定装置料、抜歯費用などは、最初に提示される費用以外に別途でかかる場合もあります。
また、途中解約の場合の条件も確認しておきましょう。解約手数料や返金に関する規定などを把握しておくことで、後々のトラブルを避けられます。
さらに矯正期間や保証内容も重要なポイントです。治療期間が長引いた場合の対応や、矯正後の後戻りに対する保証など、事前にしっかり確認しましょう。
最後に、安い歯科矯正に関する以下のよくある質問を解説します。
●安い歯科矯正は安全?
●安い歯科矯正でも効果はある?
●歯科矯正は医療費控除の対象になる?
●自力で歯科矯正できる?
安い歯科矯正だからといって必ずしも安全性が低いわけではありません。しかし、極端に安い場合は注意が必要です。技術力や経験が不足している歯科医師が担当していたり、使用する材料が低品質であったりする可能性があります。
安いだけで選ばずに、クリニックの評判や治療内容をよく確認しましょう。
安い歯科矯正でも、適切な診断と治療計画に基づいて行われれば、十分な効果が期待できます。しかし安さを重視するあまり、矯正期間が長引いたり後戻りが起こりやすくなったりする可能性もあります。
歯科矯正を選ぶ際は、費用だけでなく、矯正期間やアフターケアなども考慮して、総合的に判断しましょう。
審美目的で行われる歯科矯正は医療費控除の対象外となります。しかし、噛み合わせの改善や顎関節症の治療など、身体の機能を回復・維持するための医療目的で行われる場合は、医療費控除の対象となる可能性があります。
医療目的であっても、必ずしも控除を受けられるとは限らないため、事前にクリニックや税務署に確認しておくことが大切です。
市販のマウスピースやワイヤーなどを使用して、自力で歯科矯正を行うことは非常に危険です。歯や歯茎を傷つけたり、噛み合わせを悪化させたりする可能性があります。歯科矯正は専門的な知識と技術を持った歯科医師の指導のもとで行うようにしましょう。
歯科矯正の費用は、矯正の種類や矯正期間、クリニックなどによって大きく異なります。同じ矯正方法でも、クリニックによって費用設定が異なる場合があるため、複数のクリニックで話を聞いてみることが重要です。
歯科矯正は、費用だけでなく矯正期間やアフターケアの手厚さなど、総合的に判断する必要があります。安さだけでクリニックを選ぶのは避け、技術力や実績、アフターケアなども考慮し、信頼できるクリニックを選びましょう。
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