更新日:2025.05.08

年齢を重ねるにつれて気になってくる箇所の1つが、ほうれい線です。20代の頃は特に気にならなかったのに、徐々にほうれい線が深くなってきてコンプレックスに感じるようになったという方もいるのではないでしょうか。ほうれい線が目立っていると、疲れた印象を与えたり、実年齢よりも老けて見られたりしてしまいがちです。
本記事では、ほうれい線の改善が見込める美容医療や自分に合った施術の選び方について、詳しく解説します。
●ほうれい線ができる主な原因
●ほうれい線の改善が期待できる美容医療6選
●施術選びの3つのポイント
ほうれい線治療を受ける方によくある質問についてもまとめているので、どんな施術があるのか知りたい方や、ほうれい線治療を受けようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも、ほうれい線はなぜ目立ってくるのでしょうか?加齢によってたるむイメージを持たれている方が多いかもしれませんが、ほうれい線ができる原因はそれだけではありません。ほうれい線が気になっている人に多い、主なタイプはこちらの4つです。
●たるみタイプ
●骨格タイプ
●筋肉タイプ
●混合タイプ
自分はどのタイプに当てはまるか、確認してみてください。
たるみタイプは、加齢によって皮下脂肪や皮膚がたるみ、ほうれい線が目立ってしまう方です。歳を重ねると、肌のハリが低下し、皮下脂肪や骨が減少することで顔にたるみが生じてきます。仰向けで寝ているときはそこまで気にならないのに起きている状態だとほうれい線がくっきりと目立つ、最近頬のふっくらとしたボリュームが減ってきたと感じている方はたるみタイプの可能性が高いでしょう。また、加齢だけでなく、紫外線によるダメージや乾燥も顔のたるみに繋がり、ほうれい線を目立たせる原因になります。
骨格の影響で、ほうれい線が目立ちやすいタイプの方もいます。小鼻の周辺にへこみがあったり、小鼻近くのほうれい線が濃くなっていたりするのが特徴です。もともと小鼻の周りがくぼんでいる、口元が前に出ているかひっこんでいる方は、年齢に関係なくほうれい線が現れやすいと言われています。さらに、加齢に伴って皮膚や皮下脂肪などがボリュームダウンすると、よりほうれい線がくっきり目立つようになります。
頬の筋肉が強い場合も、ほうれい線が深くなる原因です。頬の筋肉が発達している方は、表情のクセが付きやすいと言われています。そのため、笑ったときにできるしわがクセ付いてしまい、ほうれい線が深くなってしまうのです。仰向けでも起きていてもほうれい線の深さがあまり変わらない方や、無表情でもほうれい線がはっきりしている方、笑うとほうれい線がより強調されて見える方は、筋肉タイプの可能性があるでしょう。
混合タイプは複数の要因が重なって、ほうれい線が目立ってしまっている方です。具体的には、ほうれい線がもともと目立ちやすい骨格の方に加齢によるたるみが加わった状態などが挙げられます。
自分がどのタイプなのか判断するのは難しい場合があります。タイプごとに適切な施術が変わってくるため、自己判断だけで施術を決めるのはおすすめしません。まずは、美容クリニックで医師のカウンセリングを受け、自身のほうれい線の原因や適した施術を確認してみましょう。
ほうれい線の改善が期待できる美容医療を厳選して6つ紹介します。
●ヒアルロン酸注入
●HIFU(医療ハイフ)
●ボトックス注射
●糸リフト
●脂肪注入
●PRP皮膚再生療法
それぞれの施術内容やメリット、デメリットについて解説していきます。興味のある施術がある方はチェックしておきましょう。
ほうれい線治療で有名な施術の1つが、「ヒアルロン酸注入」です。ヒアルロン酸は体内にもある物質で、水分を保持する力があります。注入したヒアルロン酸は体内のヒアルロン酸と融合し、皮膚をふっくらとさせることができるため、ナチュラルにほうれい線を目立たなくさせる効果が期待できます。
ヒアルロン酸注入は、施術時間が約5〜10分と短く施術直後から効果を実感しやすい、他のほうれい線治療と比べると費用が低くなりやすい点がメリットです。また、気になる箇所にピンポイントで注入でき、万が一デザインが気に入らなければ元に戻すことも可能です。
一方で、デメリットとして効果が永久的ではない点が挙げられます。ヒアルロン酸は時間が経つにつれて体内に吸収されてしまう性質があります。一般的な持続期間は3ヶ月〜2年と言われており、効果が薄くなってきたタイミングで定期的に注入しなければなりません。他にも、まれにしこりやアレルギー反応が生じるリスクがあります。
「医療ハイフ」とは、超音波による熱エネルギーで皮下組織やSMAS筋膜にダメージを与え、肌の内部から引き締めてリフトアップを目指す治療です。SMAS筋膜とは肌の土台を作る組織で、歳をとるにつれて緩み、皮膚がたるんできてしまいます。あえて肌に熱ダメージを与えることでコラーゲンやエラスチンの生成を促進させ、ハリのある若々しい肌に導いてくれます。
医療ハイフの機種にもよりますが、施術後1ヶ月から効果が現れはじめ、およそ半年〜1年持続すると言われています。ハイフは切開せずにたるみやほうれい線の改善が期待できる治療で、ダウンタイムもほとんどありません。また、数ヶ月から半年のスパンで繰り返し施術を受けることでより効果を実感しやすくなり、肌の弾力アップも期待できます。
ただし、深く濃いほうれい線には充分な効果が現れなかったり、術後に赤みや腫れが起こったりする可能性があるため注意しましょう。
「ボトックス注射」は、笑ったときや表情を作るときにできる表情じわを目立たなくする効果が期待できる注入治療です。笑うとほうれい線がくっきりと目立ってしまう方は、ボトックス注射を取り入れることで筋肉が緩くなり、しわができにくくなるでしょう。また、笑顔の左右差が気になる場合も、ボトックス注射で左右差を改善できると言われています。
ただし、注意点として、ほうれい線は表情じわではないため、ボトックスでは改善できないケースがあります。むやみにボトックス注射をしてしまうと、筋肉が緩んで口元を動かしづらくなったり、余計に頬がたるみほうれい線が深くなったりするリスクがあります。
他にも、ほうれい線を消したいからと小鼻の近くにボトックスを打つと、鼻の下が伸びておちょぼ口のように見えてしまう可能性もあります。ほうれい線治療でボトックス注射を行う場合は、必ず複数の医師の診察を受けて慎重に判断してください。
「糸リフト」とは特殊な糸を顔に挿入し、たるみを引き上げてほうれい線の改善を目指す施術です。糸リフトで使用する糸は、溶けて体内に吸収されるタイプが一般的です。コグと呼ばれるトゲが付いたものや、しなやかに顔にフィットするものなど、さまざまな種類があります。
糸リフトのメリットは、理想のフェイスラインになるように微調整ができ、1回の施術で大きな変化を感じやすい点です。物理的にたるみを引き上げてくれるので、注入治療よりもほうれい線や輪郭がすっきりするのを実感できるでしょう。さらに、挿入した糸の周辺にはコラーゲンが生成されるため、肌のハリ感アップも期待できます。
しかし、糸リフトの効果はおよそ半年〜長くて2年と言われており、効果が半永久的に続くわけではありません。術後は腫れや内出血が起こる可能性もあるため、大事な予定の直前は控えたほうが良いでしょう。
「脂肪注入」は、自分の脂肪を採取してほうれい線に注入する施術です。自身の太ももやお尻、二の腕などから脂肪を採取して遠心分離機にかけ、死活細胞や老化細胞などの不純物を取り除き、良質な脂肪細胞だけを使用します。脂肪注入することでほうれい線がふっくらとし、若々しい印象を目指せるでしょう。
脂肪注入の大きなメリットとして、脂肪が定着すれば半永久的な効果が期待できること、自分の脂肪を使用するためアレルギーのリスクがほとんどないことが挙げられます。また、施術直後からほうれい線への効果を実感しやすい点も特徴です。
ただし、注入した脂肪がほうれい線に定着しなかったり、注入部分がしこりになってしまったりするリスクも考えられます。腫れや内出血、痛みなどの症状も現れる可能性があります。
「PRP皮膚再生療法」とは、自身の血液から抽出した血小板に「成長因子」を加えたものを、ほうれい線に注入する施術です。血小板にはダメージを受けた組織の修復を促すはたらきがあり、細胞を元気にする成分を含んでいます。この血小板を活用することで、自らの肌の力でしわの改善を目指していく治療法です。
施術後1〜2ヶ月ほどで徐々に効果が現れはじめ、3〜6ヶ月かけて症状が改善されていくと言われています。一般的な持続期間はおよそ3〜4年ですが、さらに効果が続く場合もあります。自分の肌の力によって改善していくため、ほうれい線の根本的な治療に繋がる点や自然な仕上がりが期待できる点が、PRP皮膚再生療法のメリットです。
デメリットとしては、施術後に腫れるリスクがあること、妊娠中・授乳中の方や血液が固まりにくくなる薬を服用している方は施術を受けられない可能性があることが挙げられます。また、即効性のある施術ではないため、今すぐにほうれい線を改善したい方には向いていません。
ほうれい線の施術にはさまざまな種類がありますが、どの施術を選べばいいのか、どのクリニックで行うか、迷っている方もいるでしょう。施術やクリニックを選ぶ際は、こちらの3つのポイントを抑えることが大切です。
●施術のリスクを理解できているか
●施術費用が予算に合っているか
●医師の実績・経験は豊富か
自分に合わない施術を選んで後悔しないためにも、必ず確認してくださいね。
どの施術を選ぶ場合も、施術に伴うリスクをしっかり理解しておくことがとても重要です。ダウンタイムが少ないと言われているヒアルロン酸注入やボトックス注射でも、注入量や注入箇所が適切でないと、不自然な表情になってしまったり、余計にほうれい線が目立ってしまったりするリスクがあります。糸リフトもダウンタイムの症状が現れたり、医師の技術力不足によって不自然な仕上がりになってしまったりする可能性が考えられます。施術を受ける前に、デメリットや起こりうるリスクについてよく確認しておきましょう。
施術費用が自身の予算内に収まるかも、大事なポイントです。ほうれい線治療のほとんどが1度で半永久的な効果を得られるものではなく、定期的な施術が必要になります。そのため、費用を踏まえた上で、継続して施術を受けられるかも考えておきましょう。複数のクリニックの施術費用を比較したり、見積書に追加して料金がかからないかチェックしたりしておくのがおすすめです。
受けたい施術の経験・実績が豊富な医師を選ぶようにしましょう。医師の技術力は、仕上がりに大きく影響します。例えば、施術費用が安いという理由だけでクリニックを選び、経験の浅い医師にお願いしてしまうと、仕上がりに満足できず他院で施術をやり直すことになる可能性もあります。クリニックの公式ホームページやSNSで症例写真をチェックしたり、口コミでリアルな体験談を調べたりと、医師選びは慎重に行ってくださいね。
ほうれい線の美容施術について、よくある質問を集めました。カウンセリングを受ける前にチェックしておくと安心ですよ。
●ほうれい線治療の効果は半永久的に続くの?
●ほうれい線治療は保険適用になる?
●どの施術が最適なのかわからない場合は?
ほうれい線改善を目指す美容医療の多くは、1度の施術で半永久的な効果を得ることはできません。ヒアルロン酸注入、ボトックス、医療ハイフ、PRP皮膚再生療法は定期的な施術が必要です。一方で、脂肪注入は注入部位に脂肪が定着すれば半永久的な効果が期待できると言われています。
今回紹介したほうれい線治療は自由診療となり、保険適用にはなりません。施術内容やクリニックの料金設定によって費用が異なるため、最終的にかかる費用を確認して予算に合うクリニックを選びましょう。
「ほうれい線の原因が自分では判断できない」「施術の選び方がわからない」という方は、まずはクリニックのカウンセリングで相談してみるのがおすすめです。医師があなたの肌の状態や希望をチェックして、客観的な視点で適切なアドバイスをしてくれるでしょう。予算やダウンタイムなどの懸念点も踏まえて、より良い施術を提案してくれるため、迷ったら自己判断せずに話を聞きに行ってみてください。
ほうれい線の治療には、ヒアルロン酸や医療ハイフ、糸リフトなどさまざまな施術があります。施術によって効果の現れ方や持続期間、メリット、デメリットなどが異なるため、それぞれの項目を比較しながら選ぶことが大切です。
施術を決める際は、必ず複数のクリニックを調べて予算やクリニックの実績、医師の症例写真などをチェックするようにしましょう。施術時間やダウンタイムが短い注入治療だとしても、経験の浅い医師だと適切な施術を提案してもらえなかったり、不自然な仕上がりになってしまったりするリスクがあります。
キレイパスでは、悩みの部位から施術方法を絞ったり、「ほうれい線」とワード検索して、多数のクリニックを1度に比較したりできます。クリニックごとに施術を受けた方の口コミもチェックできるので、より施術をイメージしやすいです。ほうれい線に悩んでいる方は、ぜひキレイパスを活用してみてください。