ボディピアスに興味はあっても、どこで開けるのが安全か、部位によって何が変わるのかが分からず迷っている方も多いのではないでしょうか。ボディピアスの穴あけは、開ける部位によって回復までの期間や選べる方法が変わります。
この記事では、耳たぶや耳軟骨、へそなど部位ごとの特徴と、キレイパスに掲載されている実際の料金・利用データをもとに、検討する際のポイントを整理しました。
ボディピアスとは、耳・鼻・へそ・舌など体のさまざまな部位に、器具で穴を開けてアクセサリーを通す施術の総称です。耳たぶだけでなく、耳の軟骨部分(トラガス・ヘリックスなど、耳の周辺の軟骨にあけるピアスの呼び名です)、へそ、鼻、舌、眉など、対応する部位は多岐にわたります。
穴を開ける方法には、大きく分けて「ピアッサー」と「ニードル」の2種類があります。ピアッサーは専用の器具でワンプッシュで貫通させる方法です。津田沼駅前かめだ皮膚科によると、耳たぶは原則ピアッサーを用いて行い、通常は麻酔を使いません。一方、耳軟骨やへそは基本的に麻酔をしたうえで、ニードル(医療用の針)を用いるとされています。ニードルは組織を押しつぶさずに貫通させられるため、圧迫感を抑えやすい方法として案内されることがあります。
ファーストピアス(穴を開けた直後から一定期間つけたままにするピアスのことです)の素材には、医療用ステンレスやチタン、樹脂などが使われます。特にチタンは金属アレルギーを起こしにくい素材として案内されることが多く、初めて穴を開ける際や金属アレルギーが心配な方に選ばれています。
受ける場所を調べていると「ピアスの穴あけは医療行為」という説明をよく見かけます。まず、法律がどこまでを定めているのかを整理しておきます。
医師でなければ、医業をなしてはならない。
(医師法 第十七条)
条文が定めているのはここまでで、ボディピアスという言葉が出てくるわけではありません。ここでいう「医業」とは、医行為を仕事として繰り返し行うことを指します。
その「医行為」の意味について、最高裁判所は2020年の決定で、医療および保健指導に属する行為のうち、医師が行うのでなければ保健衛生上危害を生ずるおそれのある行為と示しました。あてはまるかどうかは、行為の方法だけでなく、目的や行われる状況、社会での受け止め方も含めて判断するとしています。ボディピアスがこれにあたるかどうかを名指しで示した法令や国の通知は、確認できませんでした。「ピアススタジオは法律違反」と言い切れる根拠は、条文の側にはないということです。
そのうえで、皮膚や軟骨に穴を開ける施術を医業として位置づけ、医師が行う形で提供している医療機関は数多くあります。実際に受ける場所を選ぶときは、法律上の区分よりも、次の3点が揃っているかどうかを見るほうが判断しやすくなります。
医療機関では、この3点をまとめて受けられます。セルフでの穴あけや、医療資格を持たない事業者が営むピアススタジオでは、衛生管理の水準やトラブル時に医療的な対応ができるかどうかが提供者ごとに変わるため、事前に確認できる範囲を見ておくと選びやすくなります。
ひとくちにボディピアスといっても、「初めてで様子を見たい」のか「デザインにこだわりたい」のかで、選びやすい部位は変わります。希望別に整理すると、次のようになります。
| 希望・状況 | 候補になる部位 | 選ぶ理由 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 初めてで回復期間を抑えたい | 耳たぶ | 安定までの期間が短いとされる | 位置決めが仕上がりを左右する |
| デザインの自由度を重視したい | 耳軟骨 | 開けられる位置の種類が多い | 耳たぶより安定に時間がかかる |
| 目立たない場所で楽しみたい | へそ・舌など | 衣類や髪型で隠しやすい | 摩擦や生活動作の影響を受けやすい |
| 金属アレルギーが心配 | チタン製など低アレルギー素材 | 反応が起こりにくい素材とされる | 体質によっては反応が出ることも |
最終的にどの部位・素材を選ぶかは、肌の状態や生活スタイルを踏まえて医師と相談したうえで決まります。表はあくまで候補を整理したもので、診断に代わるものではありません。
耳たぶは、他の部位に比べて短い期間で安定するとされる部位です。ファーストピアスをつけておく期間も短めで、施術は主にピアッサーで行われ、麻酔を使わないメニューが中心です。位置決めを丁寧に行うメニューを選ぶと、左右のバランスや正面から見たときの見え方を確認しながら進められます。回復のスピードには個人差があるため、経過は焦らず見守ることになります。
耳軟骨は、トラガスやヘリックスなど開けられる位置の種類が多く、複数か所を組み合わせたデザインを楽しみやすい部位です。組織が厚く回復に時間がかかりやすいため、複数か所を同時に開けるかどうかは、痛みやダウンタイムへの不安も含めて医師に相談すると決めやすくなります。
へそや舌は、服装や生活の場面によって見え隠れする部位です。衣類との摩擦や食事・会話の動作が回復に影響しやすいため、部位ごとの生活上の注意点を施術前に確認しておくと安心です。
国民生活センターの調査によると、金はピアスによるアレルギーの原因になりやすく、注意が必要な金属とされています。銀やプラチナは比較的アレルギーを起こしにくい金属とされていますが、絶対に起こらないわけではありません。日本で金属アレルギーの発症例が多い理由の一つとして、ファーストピアスに金製のピアスを使うことが挙げられています。
また、ピアス穴に挿入する金属部材について、欧州(EU)では溶出量の基準が設けられています。一方、日本には同様の規制がありません。心当たりがある方は、チタン製など低アレルギー素材を選べるメニューかどうかを予約前に確認しておくと安心です。
キレイパスで販売中のボディピアス関連チケット(2026年8月26日時点)を部位別に分類すると、次のような構成比になりました。
| 部位 | 販売中チケットの構成比 |
|---|---|
| 耳たぶ | 45.7% |
| 耳軟骨(トラガス・ヘリックスなど) | 28.6% |
| へそ | 7.6% |
| 部位選択制(ボディ) | 5.7% |
| 鼻 | 3.8% |
| その他(舌・眉など) | 8.6% |
耳たぶが最も多いものの、耳軟骨も3割近くを占めており、へそや鼻など全身のさまざまな部位に対応したメニューが揃っています。
これまでキレイパスに掲載されたボディピアス関連チケットの購入者について年代別構成比を見ると、20代以下が77.3%と多くを占め、30代13.3%、40代5.8%、50代以上3.6%と続きます。性別では女性が90.2%、男性が9.3%、その他が0.5%でした。
| 年代 | 口コミ平均点(5点満点) |
|---|---|
| 20代以下 | 4.7 |
| 30代 | 4.6 |
| 40代 | 4.7 |
| 50代以上 | 4.4 |
施術後に投稿された口コミの平均点を年代別に見ると、いずれの年代も4.4以上で、年代によって評価が大きく変わる傾向は見られませんでした。どの世代でも一定の評価を得ていると読み取れます。
※キレイパス掲載チケットの購入・口コミデータをもとに集計(自社データ)。評価はクリニックでの体験に対するもので、施術の効果を保証したり、特定の購入を推奨したりするものではありません。
キレイパスで販売中のボディピアス関連チケット(2026年8月26日時点・税込表示価格)を見ると、価格帯(下位10%〜上位10%の範囲)は5,000円〜13,200円でした。
同じボディピアスでも価格に幅があるのは、開ける部位や本数、麻酔の有無、ファーストピアスの素材、内服薬の有無といった条件が施術ごとに異なるためです。耳たぶ1か所のみのシンプルなメニューは比較的安く、耳軟骨やへそを含む複数か所同時のメニュー、麻酔込みや内服薬込みのメニューは高くなる傾向があります。
表示価格に何が含まれるかはクリニックごとに異なります。次のような費用が別途かかる場合があります。
クリニック名から決めきれなくても、キレイパスに掲載されているメニューを見比べれば、部位や含まれる範囲の違いを確認できます。
クリニックの説明では、次のような場合に施術を受けるかどうかを診察でよく相談することが案内されています。
痛みの感じ方には個人差がありますが、施術方法の違いは目安になります。津田沼駅前かめだ皮膚科によると、耳たぶは原則ピアッサーを用いて通常は麻酔を行わない一方、耳軟骨やへそは基本的に麻酔をしたうえでニードルを用いるとされています。痛みが不安な場合は、麻酔込みのメニューを選ぶか、予約前に麻酔の有無を確認するとよいでしょう。
回復にかかる期間は部位によって大きく異なるとされています。津田沼駅前かめだ皮膚科によると、耳たぶは施術から1〜2か月程度でファーストピアスから交換でき、完全に安定するまでは約3〜6か月とされています。耳軟骨やへそはこれより長く、ファーストピアスの装着期間の目安は3〜6か月程度です。安定するまでには6か月〜1年以上かかる場合があるとされています。いずれも生活習慣や体質による個人差があり、一律の期間を保証できるものではありません。
あおよこ皮膚科クリニックによると、ピアスホールでは細菌感染(腫れ・化膿)、かぶれ、ピアスの埋没・裂傷、表皮嚢腫、ケロイドなどのトラブルが報告されています。かぶれの原因には消毒薬によるものと金属アレルギーによるものがあります。消毒薬によるかぶれは市販のスプレー式消毒薬でよく起こるとされ、専用の消毒液を選び、必要以上に消毒しすぎないことが勧められています。ケロイド体質でない方でも、ピアスホールの状態が良くないまま放置すると炎症が慢性化してケロイドを生じることがあるとされています。発生の頻度を一律に示すことは難しく、施術後のケアや体質によって差が出ます。
クリニックによっては、ケロイド体質が強い場合や、施術部位に炎症・皮膚疾患がある場合など、医師の判断で施術を見合わせることがあります。持病がある方や薬を服用中の方は、事前に医師へ伝えたうえで可否を確認することになります。
医療機関を選ぶ際は、次の点を確認しておくと予約後のずれが少なくなります。
クリニック名や部位から決めきれなくても、キレイパスでは掲載されているメニューを見比べながら候補を絞れます。上記4点は、各メニューページで購入前に確認できます。
本記事は情報提供を目的としたもので、特定の施術を推奨するものではありません。回復期間や仕上がりには個人差があります。ボディピアスを受けられるかどうかは肌の状態や体質によって変わるため、施術前に必ず医師にご相談ください。利用データは2026年8月26日時点の集計であり、今後変動する可能性があります。
編集:キレイパス編集部
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