歯を削らずに、口元にワンポイントのきらめきを足せる。ティースジュエリーが気になっていても、歯に何かを接着して大丈夫なのか、結局いくらかかるのかが分からず迷っている方も多いのではないでしょうか。
調べても値段がはっきりしない理由は、料金の数え方がメニューによって違うからです。「1歯あたり」で決まるものもあれば、「4パーツまで」と個数に上限があるもの、「60分つけ放題」と時間で区切るものもあります。同じ「1回」でも、含まれる範囲がまったく違います。
この記事では、キレイパスに掲載されている歯科医院のメニューを実際に分類して、料金の数え方ごとの価格帯と所要時間を整理しました。あわせて、どこで受けられるのか、どのくらい持つのか、外したいときはどうするのかまでまとめています。
ティースジュエリーは、歯の表面にクリスタルなどの小さなストーンを、歯科用の接着材で固定するものです。「トゥースジェム」「ティースピアス」と呼ばれることもあります。歯に穴を開けたり削ったりせずに装着する方法として案内している歯科医院が多く、口元のアクセサリーやネイルに近い感覚で紹介されています。海外で先行して広まり、日本でも歯科医院のメニューとして扱われるようになりました。
歯科医院で案内されている手順は、おおむね次のような流れです。
ストーンを固定する工程そのものは短時間で終わると説明されており、麻酔を使わずに行う施術として案内されています。ただし相談や清掃を含めた来院時の所要時間は別で、キレイパスに掲載されているメニューでは30分から2時間15分の幅で設定されています。予約枠は歯科医院やメニューによって変わるため、当日の予定は余裕をもって組んでおくと安心です。
素材はクリスタルガラス製のストーンを扱う歯科医院が多く、ゴールドやダイヤモンドを選べるところもあります。粒の大きさや形、色の選択肢は歯科医院によって異なり、複数を並べて文字や模様のように配置できるメニューもあります。
どの素材を選べるか、持ち込みができるかは歯科医院ごとに違うため、希望のデザインがある場合は予約前に確認しておくと確実です。
ティースジュエリーは、病気の治療ではなく見た目を目的とした処置です。そのため公的医療保険の対象にはならず、費用は全額自己負担の自由診療になります。同じ歯科医院に通っていても、虫歯の治療とは会計の扱いが別になります。
ティースジュエリーは、歯科医院のメニューとして提供されています。これは、口の中に対する行為を誰が行えるかを定めた法律と関係します。
歯科医師法第十七条は、次のように定めています。
歯科医師でなければ、歯科医業をなしてはならない。
(歯科医師法 第十七条)
また、歯科衛生士については歯科衛生士法第二条が、歯科医師の指導の下に歯や口腔の疾患の予防処置を行う者と定義し、第2項で歯科診療の補助を業とすることができると規定しています。資格を持たない人が他人の歯に施術する場合、これらの規定との関係が問題になります。歯科医院以外の場所で提供されているように見えるサービスがあれば、誰がどの資格で行うのかを確認したほうが安全です。
インターネットでは、自分で自分の歯につけるキットも販売されています。自分の歯に自分でつける行為は他人への施術とは事情が異なりますが、別の注意点があります。
歯科医院で使われるのは、歯に使うことを前提に管理された歯科用の材料と器具です。市販のキットに含まれる接着材が同じ基準で作られているとは限らず、つける前に虫歯や歯の欠けがないかを確認する工程も入りません。接着が不十分だと外れやすくなり、逆に不適切に固定されると外すときに歯の表面を傷めるおそれもあります。
外すときも同じで、歯科医院では専用の器具を使って接着材ごと取り除きますが、自分で無理に外そうとすると歯やその表面を傷つけるリスクがあります。
ひとくちにティースジュエリーといっても、「1本の歯にさりげなく」なのか「イベントに合わせて華やかに」なのかで、選ぶメニューが変わります。目的別に整理すると次のようになります。
| 目的・希望 | 候補になるメニュー | 選ぶ理由 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 1本の歯にワンポイント | 1歯あたりの料金制 | 総額を事前に把握しやすい | 歯を増やすと本数分だけ加算 |
| 複数の歯にまとめてつけたい | 歯数・パーツ数の上限つき | 対象の範囲が最初から明確 | 上限を超えると追加費用 |
| イベントや撮影に合わせて | 時間内つけ放題 | 配置を見ながら数を決められる | 1歯だけなら割高になりやすい |
最終的にどのメニューが適しているかは、歯の状態やデザインの希望を診察で確認したうえで決まります。表はあくまで候補を整理したもので、診断に代わるものではありません。
取り入れやすいのは、笑ったときに見える上の前歯の側面に1粒、という配置です。日常の場面でも浮きにくく、費用も1歯単位で完結するため見通しが立てやすくなります。初めてで迷っている場合は、小さめのストーン1粒から試すと見え方や口元の違和感を確かめやすくなります。ただし歯並びや歯の形によって似合う位置は変わるため、配置は歯科医師と相談して決めるのが確実です。
上下の前歯に1粒ずつ並べたい、といった希望であれば、歯数とパーツ数の上限が決まっているメニューが候補になります。「2歯・8パーツまで」のように、対象の範囲が最初から示されているためです。上限を超える希望は、追加費用や別メニューでの案内になることがあります。希望する配置が上限に収まるかどうかは、予約前に確認しておくと当日の変更を避けられます。
ライブや撮影、旅行など期間を区切って楽しみたい場合は、時間内つけ放題のメニューが候補になります。個数で区切られないため、配置を見ながら数を調整できます。
外したい時期が決まっているなら、外すときの費用と方法も最初に確認しておくと予定が立てやすくなります。自然に外れるのを待つと、時期を選べません。
冒頭で触れたとおり、ティースジュエリーの料金は「1つあたりいくら」という単純な形になっていません。キレイパスに掲載されている歯科医院のメニューを、料金が何を単位に決まっているかで分類すると、次の3つに分かれました。以下はいずれも2026年8月25日時点で販売中のチケットの表示価格(税込)です。
| 料金の数え方 | 数える単位 | 表示価格 |
|---|---|---|
| 数で決まる型 | 歯の本数、またはストーンの個数 | 4,980〜8,800円 |
| 時間内つけ放題型 | 30分・60分・90分といった施術時間 | 10,000〜18,000円 |
| 取り外しのみ | 外す歯1本 | 3,000円 |
同じ「ティースジュエリー」でも、数で決まる型と時間内つけ放題型では価格帯が2倍前後違います。1粒だけつけたいのに時間内つけ放題のメニューを選ぶと割高になり、逆に何粒もつけたい場合に1歯あたりのメニューを重ねると総額が膨らみます。予約の前に、そのメニューが何を単位に数えているかを確かめておくと、想定とのずれを防げます。
数で決まる型の中にも幅があります。「1歯につき、その歯につける個数は制限なし」というものと、「1歯・4パーツまで」「2歯・8パーツまで」のように上限が決まっているものが混在しているためです。1本の歯に複数のストーンを並べたいのか、複数の歯に1粒ずつ置きたいのかで、選ぶべきメニューが変わります。
取り外し(オフ)は装着とは別のメニューとして設定されています。オフの料金も歯科医院ごとに決まるため、外す予定があるなら装着先で先に確認しておくと安心です。
表示価格に何が含まれるかは、歯科医院ごとに異なります。次のような費用が別途かかる場合があります。
ティースジュエリーは基本的に、外れるまで、あるいは外すまでのものです。つける費用だけでなく、外すところまで含めて総額を考えておくと、後から迷いにくくなります。
歯科医院名から決めきれなくても、掲載されているメニューを見比べれば数え方や含まれる範囲の違いは確認できます。
装着したティースジュエリーは、永久に固定されるものではありません。ザ・デンティスト 南青山は、基本的な耐用期間を3か月から半年程度とし、時間の経過とともに表面のくすみや脱落が生じると説明しています。食事の内容や噛み合わせ、歯みがきの仕方によって差が出るため、一律の期間を保証できるものではありません。
時間の経過とともに見た目が変わってくるため、定期的なつけ替えを案内している歯科医院もあります。
外れること自体は起こりうる前提で考えておくと安心です。硬いものを噛んだときや、接着面に汚れが残っていた場合などに外れることがあります。
外れたストーンを自分で接着し直そうとするのは避けてください。市販の接着剤は口の中で使うことを前提にしていません。外れたら、装着した歯科医院に連絡して対応を相談するのが確実です。再装着が無料か、あらためて費用がかかるかは歯科医院によって違います。
期間を決めて楽しみたい場合や、仕事の都合で外す必要がある場合は、歯科医院で除去してもらいます。専用の器具で接着材ごと取り除き、歯の表面を整える流れです。
キレイパスにも取り外し(オフ)のみのメニューが掲載されており、1歯3,000円で設定されています。装着した歯科医院以外でも受けられるかは、事前に問い合わせて確認してください。なお、一度外したストーンは接着材が固まっているため再利用できないとされており、つけ直す場合は新しいストーンを使うことになります。
見た目のためのものだからこそ、口の中で起こりうる変化は先に把握しておきたいところです。
次のような場合は、つけるかどうかを含めて診察でよく相談することをおすすめします。
ストーンの周囲には段差ができるため、その部分に汚れが残りやすくなります。磨き残しが続けば、虫歯や歯ぐきのトラブルにつながる可能性があります。歯科医院では、毛先の細いブラシを使った磨き方を案内されることがあります。
歯みがき粉の選び方にも注意が必要です。研磨剤が入ったものはストーンの表面に傷をつけ、くすみの原因になるとされています。装着中は研磨剤の入っていないタイプを選ぶよう案内されることがあります。
また、装着中はその部分の歯の表面が覆われた状態になります。外した後に色の差が気になる場合があるため、歯の色も一緒に整えたい方は順番を検討しておくとよいでしょう。食事中や睡眠中に外れて、気づかないまま飲み込んでしまう可能性もあります。心配な症状があれば医療機関に相談してください。
つけたい歯に進行した虫歯がある場合や、歯の表面が大きく欠けている場合は、接着が安定しないため装着を見合わせる判断になることがあります。矯正装置が付いている歯も、装置の位置によっては対象外になることがあります。
素材にアレルギーの心当たりがある方は、使用するストーンや接着材の成分を事前に確認してください。金属素材を選ぶ場合で、MRI検査を受ける予定がある方は、検査を受ける医療機関にも伝えておくと安心です。いずれの場合も、受けられるかどうかは口の中の状態を見て歯科医師が判断します。
歯の色や歯並びも気になっている場合、ティースジュエリーをどのタイミングで入れるかで仕上がりが変わります。
ホワイトニングを考えているなら、先にホワイトニングを済ませてからティースジュエリーをつける順番が案内されます。ストーンで覆われた部分には薬剤が届かないためです。歯科医院での施術はオフィスホワイトニング、自宅で行う方法はホームホワイトニングのページで解説しています。
矯正治療中の場合は、装置の種類によって扱いが変わります。ワイヤー矯正では装置が付いている歯につけられないことがあり、マウスピース矯正では取り外しの際にストーンが引っかかる可能性があります。矯正中かどうかは予約時に伝えておくと、そのうえで可否を判断してもらえます。
歯科医院を選ぶときは、次の点を確認しておくと予約後のずれが少なくなります。
歯科医院名から選べなくても、キレイパスでは掲載されているメニューを見比べながら候補を絞れます。料金や対象となる歯の条件、別途費用の有無、口コミは購入前にページ上で確認できます。
ティースジュエリーについて、この記事で整理した内容をまとめます。
つける費用だけでなく、外すところまで含めて考えておくと予定が立てやすくなります。気になるメニューがあれば、料金の数え方と含まれる範囲を確かめたうえで比較してみてください。
本記事は情報提供を目的としたもので、特定の施術を推奨するものではありません。仕上がりや持ちには個人差があります。ティースジュエリーは見た目を目的とした処置で、公的医療保険の対象にならない自由診療にあたります。受けられるかどうかは口の中の状態によって変わるため、施術前に必ず歯科医師にご相談ください。利用データは2026年8月25日時点の集計であり、今後変動する可能性があります。
編集:キレイパス編集部
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