ジャルプロについて調べていると、クラシック、スーパーハイドロ、HMW、ヤングアイ、グロウピールと名前が次々に出てきて、どれを選べばよいのか分からなくなってくるのではないでしょうか。
整理の出発点は、種類の細かい違いではありません。ジャルプロという同じ名前のもとに、注射する製剤と、肌に塗るピーリング剤という別のものが並んでいます。この2つは施術の方法も、価格帯の作られ方も、選んでいる人の年代も違います。
この記事では、まず2つの系統を分けたうえで、種類別の料金の目安、キレイパスの利用データ、ダウンタイム、国内での扱いまでを順に見ていきます。
ジャルプロはひとつの製品名ではなく、複数の製品が並ぶシリーズです。メーカーの公式サイトに並んでいる製品を、キレイパスの掲載メニューに出てくるものに絞って整理すると、次のようになります。
| 種類 | 系統 | 施術の方法 | 掲載メニューでの割合 |
|---|---|---|---|
| スーパーハイドロ | 注射 | 注射器で皮膚に入れる | 48.2% |
| グロウピール | ピール | 肌に塗る | 29.4% |
| クラシック | 注射 | 注射器で皮膚に入れる | 10.6% |
| ヤングアイ | 注射 | 注射器で皮膚に入れる | 4.7% |
| HMW | 注射 | 注射器で皮膚に入れる | 3.5% |
| 種類の記載なし | ― | ― | 3.5% |
2026年8月31日時点で販売中のメニューの構成比です(合計は端数処理のため100%になりません)。注射する製剤と塗るピーリング剤が、同じ「ジャルプロ」という名前で並んでいることが読み取れます。
くわしくは料金のセクションで触れますが、グロウピール単体のメニューは、2026年8月31日時点で掲載されていたものがすべて税込5,500円でした。注射系は税込29,800〜59,800円が中心です。「ジャルプロが5,000円台からある」という情報を見かけた場合、それは注射ではなくピーリングのメニューを指しています。
注射系の4種類は、メーカーが公式サイトでそれぞれ別の用途を挙げて案内しています。
| 種類 | メーカーが挙げている主な用途 | 掲載メニューでの対象部位 |
|---|---|---|
| クラシック | お腹・腕・内もも・膝など体の肌、傷あと、髪 | すべて顔・首・目元 |
| HMW | 分子の大きいヒアルロン酸による保湿 | 顔・首 |
| スーパーハイドロ | 顔の靭帯など深い層の結合組織の支持 | 全顔 |
| ヤングアイ | 目のまわり | 目元が中心。顔を対象としたものもある |
注目したいのがクラシックです。メーカーの公式サイトは体の肌や傷あとを第一の用途に挙げていますが、キレイパスに掲載されているクラシックのメニューは、すべて顔・首・目元を対象としたものでした。体を対象としたメニューは掲載されていません。メーカーの案内と、日本のクリニックでの使われ方は同じではないということです。どの種類を使うかは診察で決まります。
ジャルプロは、アミノ酸とヒアルロン酸を組み合わせた製剤のシリーズです。公式サイトでは、注射系の製品をコラーゲンの生成を促すためのアミノ酸補充療法と位置づけています。ヒアルロン酸を注入して形をつくるいわゆるヒアルロン酸注入とは、目的の書かれ方が異なります。
公式サイトに記載されている製造元は、スイス・ルガーノに所在するプロフェッショナル・ダーマ社(Professional Derma SA)です。イタリアの別の会社が製造元として紹介されていることもありますが、同社の公式サイトにジャルプロについての記載は見当たりませんでした。会社名が気になる場合は、実際に使用される製品の外箱の表示を確認するのが確実です。
公式サイトの説明では、HMWは分子の大きいヒアルロン酸で保湿を担う製品、スーパーハイドロは粘度の高い成分で深い層の組織を支える製品とされています。ヤングアイは、皮膚が薄く老化が早い目のまわりのために配合を変えた製品として説明されています。同じシリーズでも、含まれるヒアルロン酸の性質が種類ごとに違うということです。
なお効果の出方には個人差があり、使う製品や量、肌の状態によっても変わります。
グロウピールは注射ではなく、肌に塗って使うピーリング剤です。販売代理店の資料では、複数の酸とアミノ酸を配合した製品として案内されています。注射系と同じシリーズの名前が付いていますが、施術の方法も施術後の経過も別のものとして考えてください。
ジャルプロは日本国内で医薬品医療機器等法上の承認を受けていません。米国FDAのデータベースを検索しても、ジャルプロ、プロフェッショナル・ダーマ社のいずれの名義でも登録は見当たりませんでした。欧州については、CEマーク(欧州で医療機器として販売するための表示)を取得したクラスⅢの医療機器として、販売代理店の資料に案内されています。国内での扱いは後述のセクションでまとめます。
キレイパスに掲載されているジャルプロのメニューは、対象部位として全顔、目元、首を挙げているものが中心です。ここでは掲載メニューの内容をもとに、悩み別の見方を整理します。
| 悩みの特徴 | 候補 | 選ぶ理由 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 肌の乾燥やハリの低下 | 注射系のメニュー | 肌全体に届ける方法 | 使う種類は診察で決まる |
| 目のまわりのちりめんじわ | 目元向けのメニュー | 目元専用の製品がある | 取り扱いはクリニックによる |
| 肌のごわつき・くすみ | ピール系のメニュー | 塗って角層に働きかける方法 | 注射とは別の施術になる |
| 首のしわ | 首を含むメニュー | 首を対象に含む製品がある | 皮膚が薄く量の調整が変わる |
| 深いしわやニキビ跡の凹凸 | 別の方法が候補 | 形をつくる目的の製剤は別にある | 併用の提案を受ける場合がある |
どの製品が適しているかは肌の状態と目的によって変わるため、最終的な判断は診察が必要です。
はじめて美容医療を受ける方は、注射とピールのどちらを検討しているのかを先に決めておくと、メニューを比べやすくなります。肌が敏感な方、注射後に内出血が出やすい方は、施術の可否や当日の予定について医師に相談したうえで判断することになります。
キレイパスで注射系のジャルプロのチケットを購入した方(直近2年)の年代別構成比は、次のとおりです。
40代が最も多く、30代と合わせると全体の7割を超えます。
一方で、同じ期間にピール系のグロウピールを購入した方では、20代以下が33.9%を占めていました。注射系の6.4%と比べると差が大きく、同じ「ジャルプロ」という名前でも、選んでいる層が系統によって違うことが読み取れます。
これまでに投稿された注射系ジャルプロの口コミの平均点は、次のとおりです。
| 年代 | 口コミ平均点(5点満点) |
|---|---|
| 30代以下 | 4.2 |
| 40代 | 4.4 |
| 50代以上 | 4.2 |
いずれの年代も4.2以上で、年代によって評価が大きく変わる傾向は見られませんでした。どの世代でも一定の評価を得ていると読み取れます。
※キレイパス掲載チケットの購入・口コミデータをもとに集計(自社データ)。評価はクリニックでの体験に対するもので、薬剤の効果を保証するものではありません。本データは利用実態の参考情報であり、購入を推奨する趣旨のものではありません。
2026年8月31日時点でキレイパスに掲載されている注射系ジャルプロのメニューの価格帯は、上下1割を除いた範囲で税込29,800〜59,800円です。最も安いメニューは22,700円、最も高いメニューは98,000円でした。
ピール系については、グロウピール単体のメニューは掲載されているものがすべて税込5,500円でした。他の施術と組み合わせたピールのメニューはピール系の68.0%を占め、こちらは8,800〜36,000円と幅が出ます。組み合わせのメニューはジャルプロ単独の価格として比べられません。
注射系の価格を左右するのは、使う種類と1回あたりの容量です。掲載メニューを種類別に見ると、次のように分かれます。
| 種類HMWは掲載メニューで「HMV」と表記されている場合があります | 掲載が多い容量 | その容量のメニューの価格帯(税込) |
|---|---|---|
| スーパーハイドロ | 2.5cc | 29,800〜83,000円 |
| クラシック | 3cc | 39,800〜42,000円 |
| HMW | 3cc | 59,800円 |
| ヤングアイ | 1cc | 30,000〜59,800円 |
表は掲載件数が最も多い容量に絞った価格帯です。クラシックには1ccのメニューもあり、こちらは22,700円からとなっています。またヤングアイの1ccは目元を対象としたものが中心で、全顔を対象とした他の種類と単純に比べられるものではありません。容量の数字だけで割安かどうかを判断しないでください。
同じ製剤でも、注入の方法によってメニューが分かれます。販売中の注射系メニューのうち、注射器で1か所ずつ入れる手打ちと書かれているものは75.0%でした。機械を使う水光注射と書かれているものは5.0%で、残りは方法の記載がありません。手打ちと水光注射では針を刺す回数や施術後の見え方が変わるため、メニュー名にどちらが書かれているかは確認しておきたい項目です。
他の注射やピールと組み合わせたメニューも掲載されており、販売中の注射系では5.0%を占めます。
グロウピールについては、メーカーが複数回に分けて行う手順を公式サイトで示しています。注射系については公開されているページに手順の記載がありません。いずれにしても、必要な回数や次に受ける時期は肌の状態や目的によって変わります。何回で完了すると一律に決まっているものではないため、想定される回数と間隔は診察で確認してください。総額の見通しを立てるうえでも、初回のカウンセリングで聞いておくと安心です。
掲載されている価格に何が含まれるかはメニューごとに異なります。初診料や再診料、麻酔代などが別途必要になる場合があるため、購入前にチケットの記載内容を確認してください。麻酔については、メニュー名に麻酔込みと書かれているものと、書かれていないものの両方が掲載されています。
検索結果には注射系とピール系のメニューが混ざって表示されます。メニュー名で系統を確かめてから比べてください。
注射系のジャルプロは、皮膚に針を刺して製剤を入れる施術です。医療機関が公開している案内では、施術後に注射のあとの赤みや腫れ、内出血が出ることがあると説明されています。出方は入れる量や部位、注入の方法、その日の肌の状態によって変わります。同じメニューでも一律に何日で戻ると言えるものではありません。
ピール系のグロウピールは肌に塗る施術のため、経過は注射系とは別のものになります。医療機関が公開している案内では、施術後に皮むけや乾燥が起こることがあると説明されています。
医療機関が公開している案内では、注射系の主なものとして注射部位の赤み、腫れ、内出血、痛み、しこりが挙げられています。発生する頻度を一律に示すことは難しく、症状が続く場合は自己判断せず施術を受けたクリニックに連絡してください。
医療機関が公開している案内では、次のような場合は施術を受けられないとされています。
医療機関が公開している案内では、次のような場合は慎重な判断が必要とされています。
ジャルプロは国内で承認を受けていないため添付文書が存在せず、上記は医療機関が公開している案内をもとに整理したものです。公的な一次資料による確認はできていません。
また、深いしわやくぼみを埋めることを目的にする場合は、形をつくることを目的とした別の製剤が候補になります。何を優先したいのかを整理したうえで、診察で提案を受けるのが近道です。
ジャルプロは2026年8月時点で、日本国内では医薬品医療機器等法上の承認を受けていません。施術はすべて自由診療となり、費用は全額自己負担で公的医療保険は使えません。
承認を受けていない医薬品・医療機器(未承認医薬品等)を用いる場合、医療広告ガイドラインでは次の5点を示すこととされています。
メニュー名だけでは読み取れない条件がいくつかあるため、購入前や診察時に確認しておくと比較しやすくなります。
キレイパスでは、購入前に料金・含まれる内容・別途費用の有無・口コミを確認できます。含まれる内容がそろっていないメニューを金額だけで比べると判断を誤りやすいため、まず内容をそろえてから比べてください。
まず注射かピールかを決めてから種類と容量をそろえて比べることが、ジャルプロのメニューを選ぶうえでの出発点になります。国内では未承認の製品を用いた自由診療にあたるため、受けるかどうかは診察で確認したうえで判断してください。
効果には個人差があり、必ず効果を保証するものではありません。本記事で紹介した製品の用途・仕様は、メーカーが公表している情報に基づくものであり、クリニックが使用する製品や量によって内容は異なります。実際に受けられるかどうかは診察で判断されます。美容目的の施術は自由診療のため公的医療保険は適用されません。掲載データは2026年8月31日時点の集計であり、今後変動する可能性があります。
編集:キレイパス編集部
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